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古館一郎「さぁ、競技の準備が出来たようです。天井から吊るされた白いベールが今、スタッフの手で下ろされていきます。静かに、ゆっくりと下ろされていきます。そこにあるのは何なのか。この体育館の床は縦50メートル、幅25メートルの広さ。その床をほぼ覆いつくすように張り巡らされたベールは実に巨大です。何やら巨大なスタジアムが出現するのでしょうか。ベールは半分以上下ろされましたがまだ何も見えません――と、何でしょう、あれは!」
![]() 古館一郎「床です。なんと、ベールの向こうには体育館の床しかありません。観客席からどよめきの声が上がっております。私も困惑を隠せません。一体、ここで何が行われるのでしょうか。目の前にあるのは白く光る広大な床――まるで人工的な砂漠です」 ゆりりん「古館さん、よおく見て下さいよ、床に線が引かれていますよ。きっちり5本。見ようによっては何かのスターターラインみたいですね。しかも4人分の」 古館一郎「おお、これは何としたことでしょう。よく見れば床に5本の線が引かれております。そしてその線は体育館の端から端へとまっすぐのびております。ラインはおよそ50メートルの長さでしょうか。おっと、ここでゆりりんさんの指摘通り、4人の選手がラインの端に並びました。50メートル走でもしようというのでしょうか」 ゆりりん「ちょっと違うみたいですよ。スタッフが何か白いものを選手たちに持ってきたみたいです。あれは――」 古館一郎「ぞーきんです。きれいにバッテン模様に縫われた真新しいぞうきんが選手たちに配られました。と、ここで新たな情報が入ってきました。競技の正式名が発表されたもようです。 100メートル ぞーきんがけ競争とのことです」 ゆりりん「なるほどねー。床掃除は風水の基本ですからね。というのも運はきれいな床にひかれてやってくると風水では言いますから。地味な行動ですが、床掃除も風水では大切な開運行動の一つなんです」 古館一郎「それにしても100メートルぞうきんがけ競争とは、私、長年アナウンサーをしておりますが、こんな競技は初めてです。いやはや驚きましたねぇ〜」 ゆりりん「いかに早く床を拭き上げるかタイムを計るわけですね。ぞうきんがけと言っても、なかなかに奥が深いんですよ。まずフォームが大切です。腰をきっちり45度にあげ、顔はまっすぐ正面に、股を内側に締めて小走りにテンポ良く前に進まなくてはなりません。脚力と腕力も要求されます。おそらくタイムだけなくフォームの美しさ、拭き上がりのぞうきんの状態も判定に加えられると思いますよ」 古館一郎「そうなんですかー。これは勝負の行方が予想出来ません」 ゆりりん「楽しみですね♪」 古館一郎「さて、ここで各選手に動きがありました。中村選手、白いたすきでじゃまな袖を縛りあげました。足袋も脱ぎ裸足になった模様です。裸足になって、床との摩擦を最大限に利用してスピードを出す戦法のようです。 シャラポワ選手、余裕のコサックダンスを踊っております。脚力のいるぞうきんがけの前に大丈夫なんでしょうか。 チェ選手はスタートラインでフォームの入念なチェックをしております。両手を床につけ、腰を高々とあげております。美しいフォームです。 バーグ選手は気合いを入れているのでしょうか、髪をきりりと高く結い上げております。結い上げた髪を頭頂部で丸めてシニヨンにしました。これは何か意味があるのでしょうか。と、バーグ選手、シスター着の長い裾を持ち上げました。そして――腰のあたりでスカートの裾を結ぶ。なるほどー腰を屈めるぞうきんがけでにはスカートの裾は邪魔になりますからねー」 ゆりりん「そろそろ始まりそうですよ。古館さん」 古館一郎「さて4名、準備が整ったようです。ラインの縦に横に審査員が立ち並びました。審査員は全部で15名ほどいるでしょうか。何やら鋭い視線でじっと選手たちを見ております。ゆりりんさんの言うように、おそらくフォームの美しさも判定の対象に入るようです――さぁ、こよい世界初、100メートルぞうきんがけ競争が、今、 スタートです。」 ゆりりん「わぁ、さすがきれいなフォームですね。素晴らしい」 古館一郎「4名、今のところほぼ横並びです。早い! 中でもロシア人のシャラポワ選手は際だって腰高です。テニスで鍛えた脚力で、シャラポワ選手、徐々に3名を引き離していきます。シャラポワ選手、一歩リード!」 ゆりりん「あっ!」 古館一郎「ああ、これは! 何ということでしょう! シャラポワ選手、転倒しました。勢い余って顔面スライディング。すさまじい勢いで顔面を床に擦った模様です。これは痛い。シャラポワ選手、苦悶の表情で床に横たわっております。そして、今、スタッフが駆けつけ――シャラポワ選手、転倒により失格との判定が下されました」 ゆりりん「ああ〜」 古館一郎「さぁ、残るは3名の勝負ということになります。まもなく50メートル、折り返し地点の壁にやってきました」 ゆりりん「ここがポイントですよ。つまりいかに早く正確にターンを決めるか。ここが一番フォームの崩れるところですから油断大敵です。ターンが決まらなければ、拭き上がりにも影響します」 古館一郎「フォームを崩さずに3名、ターンを決めることが出来るのでしょうか。さぁ、3名、同時に壁に到着、そしてターン!」 ゆりりん「ああ、素晴らしいですね。見事にフォームが崩れていません。パーフェクトです」 古館一郎「――おや? と思いきや。どうしたのでしょう? チェ選手、いきなりふくらはぎを押さえて止まってしまいました」 ゆりりん「あちゃー、やってしまいましたね。 こむらがえりですね、あれは ぞうきんがけをするとよくやっちゃうんですよ」 古館一郎「こむらがえりですかー。それはさぞや痛い。チェ選手にスタッフが駆け寄りました。二言三言、言葉を交わし、チェ選手、こむろがえりにより棄権するとのことです。いやはや、とんだ波乱の競技中継となりました。そして残るは2名。中村選手とバーグ選手の一騎打ちとなりました。両者、ゴールに向けて爆走しています。一歩も譲りません。横並びです。横並びですが、ややバーグ選手にパワーを感じます。バーグ選手、雄叫びをあげております。ものすごい破壊力を秘めております。その様子はもはや 暴走機関車です スティーブンセガールも、もはや止めることは出来ません。その暴走機関車を阻止することが出来るのか。中村選手、ぴったりと横並びです。恐れもせず横並びです。外見とは裏腹に肝がすわっています。さぁ、まもなくゴールです。スタッフ20名が白いマットを広げて迎え撃ちます。残り10メートルを切りました。勝つのはどちらか。暴走機関車か日本の母か。――そして、今、ゴール!」 ゆりりん「――同着?」 古館一郎「同着――のようですね。私の目にもどちらが先に着いたのか判定出来ません。おっと、判定が出たようです。カメラの定点撮影により、な、なんと、バーグ選手のシニヨンの先がわずかにゴールラインを超えてたとのことです」 ゆりりん「やられた! その手がありましたか〜」 古館一郎「ああー、中村選手、残念無念」 ゆりりん「でも、まだ分かりませんよ。最後の判定が残っているみたいです。ほら」 古館一郎「おっと、そうでした。この競技、タイムだけでは勝負の行方は分かりません。タイム、フォーム、そして拭き上がりのぞうきんの裏、三つの合計点により判定されます。さぁ、今まさにカメラが両者のぞうきんの裏を映そうとしています。それはまさに貧乏神の巣窟。見たくない画面ですが、仕方ありません。おお、これは!」 ゆりりん「何と!」 古館一郎「バーグ選手のぞうきんには、くっきりと両手の黒い跡がついております。対して中村選手のぞうきんは、まんべんなく黒くなっております。同じようにぞうきんがけをして仕上がりにこのような違いが出るのはどういうことでしょう? ゆりりんさん」 ゆりりん「素人がぞうきんがけをすると、よくバーグ選手のようになるのですが、プロの仕事は違います。常に手の力を分散させ、ぞうきんの面がまんべんなく床にかかるようにするのです。そうすると中村選手のような仕上がりなるのです。でも、あれほどのスピード出しながらこの技を繰り出すとは、、、まさにこれは神業ですね」 古館一郎「おっと、ここで判定が出ました。中村選手の優勝です。中村選手、本大会で8個目のメダルを日本にもたらしました。金メダルです。大金星です。すごいぞ日本の母。万歳日本の母!」 ゆりりん「ぞうきんがけは日本の伝統技ですからね。やはり最後は技で決めてくれましたねー@涙」 古館一郎「ということで、第一回風水的いい女のオリンピックは本競技で終了となりました。いやー、なかなかに面白かったです。ゆりりんさん、ありがとうございました。私も少し、風水に興味が出てきましたよ」 ゆりりん「そうですか〜。それはよかったです。こちらこそありがとうございました」 古館一郎「では、みなさん、また4年後にお会いしましょう」 ゆりりん「って、4年後にもあるのかよ!」 かつてこれほどぞうきんがけについて、熱く語ったことはありません。みなさん、ぞうきんがけの際にはくれぐれもスライディングとこむらがえりには注意して下さいね@はあと 応援くりっくもよろしく〜m(_ _)m 人気ブログランキング FC2ブログランキング いい女塾の塾生としてもがんばっています。下のバナーをぽちりん♪が私への一票。 あなたの応援が私の原動力。本日もありがとうございました。 テーマ:片付け・収納・お掃除 - ジャンル:ライフ |
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今ひとつ盛り上がりに欠けるトリノオリンピックですが、もしも「いい女」という定義でオリンピックが開かれたとしたらどうなるのでしょう――ということで、今回は「勝手に妄想 風水的いい女のオリンピック」の模様を、古館一郎さんを迎えて送りたいと思います。
古館一郎「こんにちは、古館です。さぁ〜、第一回、風水的いい女のオリンピックがここ兵庫県開運郡開運町で開かれています。死闘に次ぐ死闘、世界の我こそは風水的いい女たちの戦いもいよいよクライマックスです。残すのは後、一競技となりました。さぁ、出場する選手たち、どこがどう風水的いい女なんでしょう。ゆりりんさん、解説をお願いします」 ゆりりん「こんにちは、ゆりりんです。いやー、最終競技で金メダルを争う4名は予想通り強運な女性ばかりですね。まずは、日本代表、中村珠緒さんですが――」 ![]() 「このように額がきれいな女性は、風水的にすごくいいんですね。前髪は下ろさず、額を出すと金運に恵まれるんです」 古館一郎「ほー、額を出すと金運が上がるんですか。そうすると世の中の頭の毛に不自由している人はみんな金持ちになれるということですね」 ゆりりん「実際、お金持ちには頭の毛が不自由している人が多いですよね」 古館一郎「なるほど〜」 ![]() ゆりりん「続いてはロシア代表シャラポワ選手です。彼女も額がきれいですねー。彼女の場合は『笑顔』がポイント。風水では笑う門には運とお金とよい縁が巡ってくるといいます。まさにパーフェクトな風水的いい女と言えましょう」 古館一郎「うーむ、彼女の微笑はある意味兵器ですね。これは競技の結果が楽しみです」 ゆりりん「そうですね」 ![]() ゆりりん「次は韓国代表、チェ・ジウ選手です」 古館一郎「おおー、美しい」 ゆりりん「彼女も額がきれいな女性です。しかも彼女の場合、顔の下がやや下ぶくれになっています。彼女のようにしもぶくれ調な顔立ちをした女性は玉の輿に乗れる可能性大なんですねー」 古館一郎「そうなんですかー。いや実際、チェ選手には大物人物の陰がちらほらしているという噂がありますからねぇ〜」 ゆりりん@微笑 ![]() ゆりりん「最後はアメリカ代表、ウィッピー・ゴールドバーグ選手です」 古館一郎「・・・・・・・!?」 ゆりりん「どうして彼女が風水的いい女かって、そんなお顔をなさらないでくださいよー笑」 古館一郎「――いえ、最後にすごい…いえ、ワイルドな女性が登場しましたねー」 ゆりりん「バーグさんの場合も額がきれいですね。加えてとてもふくよかな体格をされています。風水では痩せすぎの女性には運がない、と言われています。その点、彼女の体型は風水的に◎。とっても事業運がある女性ですね」 古館一郎「そうだったんですかー。ということはむやみにダイエットするのは風水的には×ということなんですね。いやはや風水の世界は奥が深い」 ゆりりん「うふふふ♪」 古館一郎「さーて、そろそろ会場の準備が整ったようです。最後の競技、実は謎のベールに包まれております。選手と一部の関係者以外、詳細は伝えられておりません。競技会場となるのは開運町の町立体育館なのですが、今、代表選手4名が体育館の中へ入ってまいりました。ものすごい拍手です。 中村選手は着物に割烹着姿。まさに日本の母です。がんばれニッポン! シャラポワ選手はテニスウェアですね。おお、シャラポワ選手、ファンに向かって大きくガッツポーズをしました。すでにメダルを手にしたかのようです。これはあなどれません。 チェ選手は白のセーターにズボン姿。おっと、韓国側の応援席からどよめきが起こりました。そしてあれは何でしょう? 幾重もの紙がまるで生き物のように動いております。マスゲームでしょうか。おお、「万世」という字が浮かび上がりました。チェ選手、応援席に向かって投げキッスで答えております。 バーグ選手はシスター姿ですね。と、バーグ選手、立ち止まっていきなり歌い出しました。あれは『オーハッピィディ』でしょうか。すばらしい歌声です。会場が一転して水を打ったように静まりかえりました。バーグ選手の歌声に聞き入っております。 いやはや、ゆりりんさん、最後の競技は一体、何なんでしょう?」 ゆりりん「風水といえばたぶんあれでしょうね」 古館一郎「あれですか〜。私には何のことかまったく分かりません。風水、読んで字のごとく風と水。とすると、風と水の地獄が待っているのでしょうか。 会場に張り巡らされた白いベールが今、明らかにされます」 と、ここで力つきてしまいました。続きは次回にて。 なお、ここに登場する人物の行動は現実の行動とは一切関係ありません(すべて私の妄想です)。 応援くりっくもよろしく〜m(_ _)m 人気ブログランキング FC2ブログランキング いい女塾の塾生としてもがんばっています。下のバナーをぽちりん♪が私への一票。 あなたの応援が私の原動力。本日もありがとうございました。 |











