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――ということで、陽気なサムさんと別れた後、私たちが向かったのは、某カード会社のデスクステーションでした。幸いなことに日本人スタッフが在中で、20代くらいの目の大きなお姉さんが対応してくれました。
「キュランダツアーとオーシャンスピリット社主催のクルージングツアーを予約したいんですが」 オーシャンスピリット社主催のクルージングツアーとは、実は10数年前、夫と二人で来た時に参加したツアーでした。その時、現地で案内してくれたガイドさんが 『このツアーはどこの旅行会社も取り扱っていないツアーなんです。とっても素敵な島で、グリーン島なんかよりも遥かにいいですよ』 と自社のツアーではなく、良心的な心遣いで地元の人しか知らない極秘ツアーを紹介してくれたのです。そのツアーで行った無人島は本当にすばらしいところで、以来ずっと忘れられず、今回もう一度行きたいと強く希望したというわけです。 そう、南へ行ったら二度、同じこと、同じ場所へ行くべし! 南は2という数字と相性がいいのです。 「オーシャンスピリット社ですか〜。いろいろツアーがあるのですが、どこの島がご希望でしょうか」 「へ・・・?」 がーん、実は島の名前はかけらも覚えていませんでした。慌てて夫に視線を向けると、夫も、さぁ? と首を傾げます。 「あの・・・実は分からないんです。10年以上前に参加したツアーで、その時すごくいいツアーだったからもう一度行きたくて。船で2時間くらいのところにある無人島です。真っ白い砂浜と野生の海鳥がたくさんいました」 「ケイですか?」 「は? ケイ?」 一瞬、私はピンクレディーのケイちゃんを思い出しました(笑)←年がばれるし。ケイとは、何万年もの歳月をかけて珊瑚が堆積して出来た砂浜のことです。グレートバリアリーフには火山が隆起して出来た火山島と、珊瑚が堆積して出来たケイと呼ばれる二種類の島があるのです。 「港から2時間のところにあるケイで、海鳥がたくさんいる島というと――こちらでしょうか?」 お姉さんが差しだしたパンフレットには、まさしく私が行きたかった島の写真が――青いラグーンに浮かぶ白い砂浜、無数の海鳥。 「こ、これです。ここです!」 「ミコマスケイですねー。分かりました」 私が10年以上もの間ずっと忘れられなかった島は、ミコマスケイという島でした。ほんと、かけらも覚えていませんでした(恥) 「それにしてもミコマスケイに10年以上前に行かれたなんて・・・よくご存じでしたね。ケアンズにお知り合いでもいらっしゃたんですか?」 実はミコマスケイへのツアーは、現在でも日本の旅行会社からは予約できません。現地の旅行会社のデスクが勧めるツアーにもありませんでした。というのも、ミコマスケイはグレートバリアリーフの中でも特別保護地区にあり、一日の上陸人数は150人までと制限されているのです。それゆえ一部のネット、あるいは現地に行かないと予約が取れない穴場の人気ツアーなのです。 「日にちはどうしましょう?」 「明日でもいいですけど」 「明日ですかー。うーん、どうでしょう? お天気は大丈夫ですが、予報では明日、明後日と波が高いようです。波が高いと船が揺れますし」 「船が揺れるのはかなわんなー」 黙っていた夫が口を挟みました。実は前回、私はひどい船酔いにかかってしまったのです。あんなひどい船酔いはまっぴらごめんでした。 「どうでしょう? 明日はキュランダツアーに参加して、次の日はフリー、最終日にこのツアーに参加されては?」 「だったら3日目は近場の島へ行きたいなー。とりあえず海に行って、シュノーケルンをしたいさかい」と夫。 そこで3日目はグリーン島の半日ツアーに参加することに。お姉さんは笑顔で頷いて、以下のような日程でツアーの予約を取ってくれました。 ケアンズ2日目:キュランダツアーとシフードレストラン「カニーズ」での夕食。 ケアンズ3日目:グリーン島半日ツアー(その後、ケアンズ市内でショッピング) ケアンズ4日目:ミコマスケイ クルージングツアー 3つもツアーを予約させた上、2日目のレストランまでも予約してもらいました(もちろんお姉さんは英語で)。でもって、これらすべてのサービスは もちろんタダ! カード会社のデスクは本当に有り難かったです。正直、私のあんなあやふやな記憶だけでは、とても一般のデスクでは予約出来なかったと思います。ちなみに所用時間は20分ほどでした。現地に行ってあれこれ手配するのが面倒だ、と言う人もいるかもしれませんが、私的には現地で日程を考えた方が、結局は自分が満足出来る旅行になるかと思います。 「明日から、なかなか充実した日になりそうやなー」と満足気に笑う夫。 「今回は抜かりないでー」ふんむとガッツポーズをする私。 「あ、アイスー。アイス食べたい!」アイス屋の前で飛び跳ねる息子。 はてさて、これからどうなることやら。。。 突然ですが、携帯で撮った動画をようやくアップすることが出来ました。15秒の癒しの映像をお楽しみ下さい。↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 南国の鳥さん created by yuri-ri-rin. |
![]() ケアンズトロピカルズーの後に連れいかれたのは、ヨーキーズノブというビーチでした。ケアンズ市内から車で北へ30分ほどのところにある、静かなビーチです。ヨーキーズノブの「ヨーキー」は、昔、さとうきびで富豪になった人の名前。「ノブ」はアボリジニー語で「丘」という意味があるそう。ビーチ沿いには高級住宅街が広がっていました。 天候は曇り。ぱらぱらと小雨も降っており、写真を撮ったのですがイマイチ。なので画像はイメージです。ヨーキーズノブではパラバンジーというスポーツが楽しめるそうです(画像参照)。パラバンジーとは、パラセイルとバンジーが合体したもの。ナント、パラセイルからバンジージャンプをするのです@こんなスポーツをするやつは人間ではありません(^^;) で、そんな命しらずなやからを眺めながら、私たち家族はゆっくりとビーチを散策しました。アウトドア風水満喫♪ お天気が悪いせいか、あるいは波が荒いせいか、海の透明度はそうよくはありませんでしたが、果てしなく続く長いビーチ、まるで小麦粉のようなキメの細かい砂――裸足で歩くと、とっても気持ちがよかったです。 「お母さーん。貝が一杯、落ちとぉーでー」 息子が手の平一杯の貝を持ってきました。ふと足元を見れば、 無数の貝が! 風水では、その土地のものにはパワーがあると言います。コパ先生も海外の吉方位へ行くと、土や石、貝なんかをよく拾ってくるそうです。これぞお持ち帰りアウトドア風水! 帰国後も吉方位の自然と触れあえます。 貝、欲しい〜。土、持って帰りたい! ピンポンパンポーン。ここでワンポイントアドバイス。 はい、実はですねぇ、オーストラリアは大変、検閲の厳しい国なんです。入国の際、うっかり鞄に入れっぱなしにしたミカンなんか見つかったものなら、検閲官にこっぴどく怒られた上、「我が国を汚染した」という理由で、220ドルもの罰金を取られてしまいます(みかんくらいで大げさ〜)。 土もしかり貝もしかり。持ち出そうとして、出国の時もしも見つかったら なんと70万円の罰金が。 土の場合はオーストラリア国内ものは全てダメ。でも貝に関しては、グレートバリアリーフ内にある島のものがその対象です。グレートバリアリーフは世界遺産に登録されています。その世界遺産の一部である島のものを持ち出すことは、すなわち 「オーストラリアの大切な財産を盗んだ」 と見なされ、厳罰に処せられるのだそう。 で、ヨーキーズノブのビーチで見つけた貝はどうなのかといいますと、 「ここはグレートバリアリーフじゃなーいから、持って帰ってーもいいと思うけど、検閲で見つかったら没収さーれるかも」 とガイドのサムさん。うーーん土は諦めるとしても、せめてこの貝は持って帰りたい! で、数個の貝を持って帰ることにしました。検閲で見つかったら、潔く没収されるのみ。 で、そんな危険? を冒して無事に持って帰ってきた貝が、プレゼントアンケートのディスプレイに使っていた貝というわけ@よい子はマネをしないように。 でも、このお持ち帰り風水は、あまり流行るといけないかもしれませんね。一人一人の持ち帰る量は少なくても、何万人、何百万人が同じことをしたら、グレートバリアリーフの美しい島は、あっという間に消えてなくなるかも知れませんから。 やはりその土地にあるものは、その土地で楽しむのがマナーかもしれませんね(*^_^*)
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テーマ:世界遺産・遺跡・名所 - ジャンル:旅行 |





